祭り・イベント

佐原の大祭の山車がすごい!特徴や見どころや混雑状況など実際の様子をお届け!

何度か訪れている佐原の大祭。

特徴としては大きな人形を乗せた山車です。とってもユニークで迫力のある山車が多く、魅力的なんです。

今回は佐原の大祭の特徴や見どころ、混雑状況などお祭りの様子を合わせてお伝えします。

佐原の大祭の山車がすごい!特徴や見どころ

佐原の大祭最大の魅力は、大人形を乗せた沢山の山車です。

各町内毎に準備されている山車の上には、日本神話や歴史上の偉人たちを模した巨大な人形が乗せられていて、雅な祭囃子や力強い掛け声と共に街中を曳き廻す(佐原では山車を動かす事をこう言うそうです)姿はまさに圧巻の一言です。

山車に乗った人形はそれぞれ高さ4~5メートル程あり、人形師がその技術を詰め込み作製されたものとなっています。

着物や装飾品といった細かな部分まで遠目からでも分かるその造りは本当に素晴らしく、特に人形の魂とされる表情が実に生き生きとしています。

2016年にユネスコ無形文化遺産に登録され、関東三大祭りの一つであるこの佐原の大祭には、実は夏祭りと秋祭りがあり、それぞれ山車を出す区、つまり山車や人形、その練り歩くエリアが変わります。

年に2回で、合計24台の山車を見る事が出来ます。(昔は25台あったそうですが、現在中宿区の山車は昭和30年代を最後に曳き回しを行っていないそうで、非常に残念です。)

夏祭りは八坂神社の祇園祭として本宿地区を、秋祭りは諏訪神社の祭りとして新宿地区を中心に、小野川を境にしたエリアで開催されます。

1年で2回開催される贅沢なお祭りですが、佐原の方は皆さんお祭りが大好きだそうなので、もしかしたらそれでも足りないくらいなのかもしれません。

ついつい山車の見た目にばかり気を取られがちですが、山車の上に乗った大勢で奏でられる祭囃子も美しいので聞き逃してはいけません。

佐原では授業の一環として祭囃子に使用される和楽器を一通り習うそうで、「佐原の大祭」が住民にとってそれだけ身近で大事なものなのかが窺えます。

また、大祭の開催地域には、伝統的建造物群保存地区となった「小江戸」と呼ばれるエリアを含んでいます。

小野川に沿って時代劇の様な古めかしい街並みが山車と共に彩る景色は情緒にあふれ、非常に風情を感じさせてくれます。

佐原の大祭の口コミ・感想

夏祭り・秋祭りと合わせて何度か訪れていますが、たくさんある山車がそれぞれルートに沿い、ある程度間隔を空けて動いている為、なかなか一度で全ての山車や人形を見る事は難しいと思います。

期間中、タイミングが合えば山車が一直線に並ぶ姿を拝む事も可能ですが、私はそれをあえてせず、見る事が叶わなかった山車は次回への楽しみに、という形にしています。

私の一番のお気に入りは夏祭りに曳き廻される八日市場区の山車で、藁で作られた鯉の人形が乗せられています。

巨大な鯉がどんと構えている姿は本当に迫力があり、また時折、口がぱくぱくと開く様子が愛嬌があってとても可愛らしく感じます。この藁の鯉の根付が売っているそうなのですが、残念ながらまだ手に入れられていません。

普通の道路から一歩横に入っただけで様変わりする小野川沿いの街並みは、本当に江戸時代の様な趣で、提灯の明かりや浴衣がこれほど似合う場所もなかなかないだろうと思います。

夜空と提灯が浮かべるオレンジ色の祭り風景も勿論素敵ですが、昼間の明るい時間の、穏やかな木造の茶と川が奏でる水音の穏やかな景色も、忙しない生活で疲れた心身を癒してくれる素敵な場所でした。

佐原の大祭の日程

佐原の大祭の日程についてお伝えします。

夏祭り:毎年7月10日以降の金~日曜日の3日間開催
秋祭り:毎年10月第2土曜日を中日とする金~日曜日の3日間開催

どちらも雨天決行。

ただし人形には透明なビニールシートがかけられた状態になりますのでご了承下さい。
(2020年より現在、コロナ渦で残念ながら中止しています)

佐原の大祭の混雑状況は?

県内外からの観光客も多く、駐車場には自家用車だけでなく、東京からの観光バスが何台も止まっているのを良く見かけます。

普段から観光地としてバス自体は多いそうですが、祭りの日はやはり特に多いようです。お祭り好きの地元の方も当然多く、大通りでは同行者とはぐれないよう十分注意が必要です。

特に大きな山車が通る際は、観光客が歩ける幅が極端に狭くなるうえ、写真を撮る人などでどうしても人の動きが制限され混み合ってしまい、山車が通り過ぎるまでしばらく動けなくなってしまいます。

もしそれを避けたい場合は、山車が近づいてきたら横道に入って避けるしかありません。

ただしそうすると当然山車を遠目でしか見る事ができないので、山車や人形の素晴らしさを目の当たりにする感動をあきらめる覚悟が必要です。

佐原の大祭の屋台について

期間中は、祭りの中心である八坂神社境内やその周囲など、エリア内に非常に多くの屋台が立ち並びます。

特に各町が運営する屋台では、安価で美味しい食べ物を多く楽しむ事ができます。

個人的におすすめはもつ煮とフランクフルトで、特にもつ煮は良く煮込まれていて柔らかく、思わずおかわりを買いに行った程美味しかったです。

佐原の大祭の会場とアクセス方法

佐原の大祭の会場と住所、アクセス方法などをお伝えします。

【会場住所】
夏祭り:香取市佐原本宿地区
秋祭り:香取市佐原新宿地区

【アクセス・行き方】
電車の場合:JR成田線 佐原駅下車
車の場合:東関東自動車道 佐原香取ICから10分、もしくは大栄ICから20分
高速バスの場合:
京成バス・千葉交通→浜松町・東京駅発 佐原経由銚子行 佐原駅北口下車 徒歩10分
関鉄グリーンバス→東京駅発 鉾田駅行 佐原駅等で下車 徒歩10分

【駐車場】
1,000台・無料(利根川河川敷臨時駐車場)

まとめ

以上、佐原の大祭の特徴や見どころについてお伝えしました。

なんといっても山車がとても魅力なので、近くでぜひ見て欲しいです。

また祭り中はかなり混雑しますが、それでも山車の様子を間近で見るととても感動します。

一度訪れてみてくださいね!

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