赤ちゃんは体すべてのパーツが小さく、繊細にできています。
お肌はツルツルスベスベで無駄なものはないように見えますよね。
お手入れの必要あるのかな?と思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、体の機能は大人と同じです。
鼻水が詰まることもありますし、爪だってすぐに伸びます。
今回はお手入れに悩むポイントとして多くの方が悩む耳掃除について考えていきます。
赤ちゃんの耳が臭う⁉
赤ちゃんって思無意識にクンクンしてしまうほど良い匂いがしますよね。
抱っこしてクンクンすると、幸せな気持ちになります。
嗅覚は人間の五感の中でも精神面と密接に関係している重要な部分。
そのため赤ちゃんの匂いを嗅ぐことは、ママにとって大きなリラックス効果があるそうです。
生後半年の頃、お風呂上りの赤ちゃんをいつものように抱っこをしながらクンクンしていると、「あれ?なんか臭い⁉」と感じる出来事がありました。
何度クンクンしても、やはり臭う…。
近くにいたパパにも確認してもらうと、パパも「あれ、臭いね」とのこと。
ウンチや汗の臭いとも違う、何とも言えない異臭…。
赤ちゃんの体全体をクンクンすると、耳から臭っていることが判明しました。
でも目で見た限りはキレイ。
もしかして…と思い、濡らしたガーゼで耳介(耳の外に出ている部分)の隙間をくるくると入念に拭いてみると、耳輪の隙間の部分から大きな塊が…!!
臭いの原因はこの耳垢の塊でした。
表面の部分はお風呂や日々の手入れでキレイにしていましたが、入り組んだくぼみの奥の部分は傷つけそうでちゃんと拭けていませんでした。
ということは、耳の中にも耳垢が…とは思いましたが、赤ちゃんの耳掃除は至難の業。
育児について調べても、「耳垢は顎を動かすうちに自然に出てくるからそのまま触らなくて良い」との情報ばかり。
そのため耳掃除はせずにいたのですが、考えてみれば赤ちゃんは新陳代謝が活発なもの。
「これは困った」と耳鼻科に行くことにしました。
耳鼻科ではお医者さんが専用の吸引機を使って安全に耳掃除をしてくれました。
赤ちゃんは最初は驚いて泣いてしまいましたが、ギュッと抱きしめていたらだんだんと落ち着きました。
その時お医者さんに耳掃除の件を確認したら、赤ちゃんのうちは耳の中が気になる時に耳鼻科に来ていいよと言ってもらいました。
やはり赤ちゃんの耳掃除は非常に難しく、デリケートな部位のためホームケアでは傷付きやすいそうです。
その後は時々耳鼻科でキレイにしてもらうようになりました。
赤ちゃんの耳掃除問題
生きている限り耳垢が出ることは避けられません。
赤ちゃんの耳を覗いて耳垢が見えると、思わず取ってあげたくなりますよね。
でもちょっと待った!
赤ちゃんの耳掃除は下手にやると逆効果になるかもしれません。
どうしても掃除してあげたいときは耳のプロである耳鼻科のお医者さんに任せましょう。
なぜ赤ちゃんの耳掃除は耳鼻科に任せた方が良いのか。
まず現在の情報として、耳にはもともと自浄作用があると言われています。
何もしなくても耳の機能として老廃物を自然と外へ排出する力があるため、赤ちゃんのうちはその力に任せて良いそうです。
耳掃除として綿棒を使う人が多いと思いますが、実はママが綿棒で耳掃除をするとせっかく耳の入り口まで出てきた耳垢を奥へと押し込んでしまう結果になるとか。
ですので、耳掃除をするのなら入り口付近に出てきた耳垢を取ってあげるだけで十分。
柔らかいタオルやガーゼ、綿棒なら優しくそっとなでるようにして耳垢を取ってあげましょう。
赤ちゃんは耳掃除を嫌がることも多々あります。
暴れて耳を傷付けたりなどしたら大変です。
そのような理由から時々耳鼻科に通って、専用器具で掃除してもらう方法が提唱されています。
何より安全が一番大切です。
赤ちゃんの耳掃除いつからママがする?
子どもは成長するにつれて大人しく耳掃除をさせてくれるようなります。
我が家でも3歳になる頃には、ママが定期的に耳掃除をするようになりました。
しかし間もなく4歳という頃に「耳がシーシーする」と訴えたことがありました。
よーく覗くと、奥の方で耳垢が耳の穴をふさいでいる様子が見えました。
急いで耳鼻科で見てもらうと、なんとさらに耳垢が鼓膜に張り付いている状態!
こうなるとママのお手入れではどうしようもできません。
子どもの体質によっては、耳垢が取れにくい子もいるそうです。
耳鼻科のお医者さんにはもうしばらく耳鼻科で時々掃除した方が良いとのアドバイスをもらいました。
このように、乳幼児の耳掃除はいつからご家庭でやるべきかは、その子その子で違います。
基本的に耳掃除は無理にやらなくても良いとされています。
しかし上記のように、耳垢で穴がふさがっていたり鼓膜が見えない状態のときは耳鼻科で耳掃除をしてもらう必要があります。
それ以外は、約2週間に1回程度の耳の入り口の掃除を心がけることで良いそうです。
入り口といっても約1センチ程まで、との話もあります。
無理に奥までキレイにしなくても良いと分かると、ちょっと肩の荷がおりますね。
まとめ
意外と悩んでいる人が多い赤ちゃんの耳掃除についてお話してきました。
「耳掃除はしなくて良い」と聞くけれど、耳垢が見えると親心としては取ってあげたいもの。
子どもを産むまで耳鼻科で耳掃除をしてくれるなんで知らなかった人もいるのではないでしょうか。
子どもの大切な体を守るためにも、安全な方法でキレイにしてあげましょう。