喪中はがきを出していた人から寒中見舞いが届いた場合。
「こちらからまた返事を出した方がいいの?」
「寒中見舞いって喪中ハガキの返事としてくるの?」
寒中見舞いは普段はそんなにもらう機会がないですから、どのようにすればいいのか不安になってしまいます。
この記事では
- 喪中はがきを出した相手からいただいた寒中見舞いに返事は必要なのか?
- 返事をするとしたらいつまで?
- 喪中で寒中見舞いに返事をするときの文例
についてご説明しますね。
喪中はがきを出した相手から寒中見舞いをもらったら返事は必要か
結論からいうと、返事はしなくても大丈夫です。
喪中ハガキというのは「大切な人を失い悲しみの淵にいるので、お祝いごとをする気分になれません。そのため年賀状は失礼させていただきます」というあいさつ・おわび状です。
なので、「私に年賀状を送らないでください」と頼んでいるわけではなく、年賀状を受け取るのは全然かまわないんです。
でも、「先方は喪に服している」と知ったのに、こちらからも「おめでとう」というのは気がひけるので、たいていの方は「年賀状を送らない」という形でその想いをあらわすことになります。
そこを、お相手はあなたを気遣って、わざわざ季節のあいさつ状を送ってくれたんですから、やさしいですね^^
あいさつとともに、お悔みの気持ちも込めてくださってるのでしょう。
手紙は気持ちのやり取りですので、
「必ず返事をしなければならない」
「これ以上、返事を返すのはおかしい」
そのどちらでもありませんし、そんな機械的に考える必要はないですよ。
あなたの方も何かお話したいことがあれば、寒中見舞いをお返ししましょう。
もちろん次回会ったり、電話やメールで連絡を取り合うことがあれば、その時にお礼を言うのでもいいですしね^^
私も以前、喪中の友人に寒中見舞いを送りましたが、
落ち着いた頃に、ゆっくり会って話したいです。
また連絡するね」
といった内容のLINEがすぐに返ってきました。
友人のことを案じていたので、そのLINEを見たときはとてもほっとしたのを覚えています。
喪中に寒中見舞いの返事をするときの文例
以下にいくつか文例を挙げますが、厳密な決まりはありません。
お心遣いいただいたお礼と今年のごあいさつを、あなたの言葉で書かれるといいですよ^^
例文1
寒中見舞いを頂き、誠にありがとうございました。
家族一同もようやく落ち着きを取り戻せるようになりました。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいますようお願いします。
例文2
寒中お見舞い申し上げます (←ここに句点は無用です。)
佳き年をお迎えのご様子何よりに存じます。
また、この度は喪中の年賀欠礼にて恐縮しておりましたところ、ごていねいなな寒中お見舞いをいただきまして、○○さの温かいお心遣いありがたく思います。
本年もどうぞ変わらぬお付き合いをよろしくお願いします。
例文3
ごていねいな寒中お見舞い状をいただきありがとうございます。
お元気でお過ごしのご様子でなによりです。
おかげさまで私どもも変わりなく過ごしておりますので、他事ながらご安心ください。
寒さももうしばらく続くと思いますが、立春まであと一息の辛抱です。お互いに風邪などひかぬよう気をつけましょうね。
お心づかいいただき、本当にありがとうございました。
寒中見舞いの返事はいつまでに出す?
寒中見舞いは、松の内が明けた1月7日頃から2月3日(小寒から立春)までに出すあいさつ状となっています。
なので、その期間中に相手に届くように出しましょう。
とはいっても、喪中はがきを見たうえで、年賀状を出す代わりに寒中見舞いでごあいさつしてくださったのですから、返事を書くのならはやめがいいですね^^
まとめ
「寒中見舞いは喪中はがきの返事」と決まっているわけではないので、返事を書くも書かないもあなたの自由です。
迷って出さずに後悔するくらいなら、返事を出した方がスッキリするのではないでしょうか。
寒中見舞いを送って下さった方も、お返事が届いた方がきっと嬉しいはずです。