子育て

赤ちゃんとの遊び方がわからない!スキンシップや遊ぶ時間、入院で気づいたこと!

新生児の頃は、1日の大半を寝て過ごしていた赤ちゃん。

お世話で大忙しな時期も過ぎ、だんだんと成長するにつれて赤ちゃんと「遊ぶ」時間ができます。

でも赤ちゃんと「遊ぶ」ってどうすればいいの?

これは初めての育児で誰もが一度は悩むことです。

今回は赤ちゃんとの遊び方について私の体験談をもとに気づいたことと、どのように遊べば良いのかをご紹介します。

赤ちゃんの遊び方がわからない!入院事件で気づいた「遊ぶ」ということ

毎日毎日赤ちゃんの気を休める暇なく、授乳・オムツのお世話・お風呂に追われ、あっという間に過ぎていく1日。

淡々と過ぎていく時間に、世間から置いてきぼりにされたような孤独を感じていませんか。

産後のママは身体的にも精神的にもボロボロの状態が続きます。

生まれ落ちた命を守ることに全精力を注ぎ、自分のことは二の次。

気づかぬうちに大きなストレスを抱え込んでいるのです。

ママがどんなにボロボロの状態でも赤ちゃんはスクスク成長し、毎日「できること」が増えていきます。

我が家の赤ちゃんも首も座り、寝返りが少しずつできるようになってきた生後5か月の頃、緊急入院する事態が発生しました。

入院理由は「ママの頻発する乳腺炎」。

産後2か月のころから乳腺炎を何度も繰り返し、いくらケアをしてもすぐに詰まって炎症を起こす状態。

あまりの頻発さに、出産した病院から3日間の入院を勧められました。

乳腺炎で高熱が出て、激痛の胸を抱えて、赤ちゃんのお世話をして、正直記憶がないほどギリギリの毎日でした。

入院が決まり、とりあえず身の回りの物を持って産院へ。

そこで、赤ちゃんと「遊ぶ」ことに初めて意識が向いた記憶があります。

産院では、出産後にお世話になった助産師さんたちが温かく迎え入れてくれました。

助産師さんが5か月ぶりに見る我が家の赤ちゃんをひょいと抱えて膝に座らせた時、膝をトントンと揺らして赤ちゃんをリズミカルにピョンピョンさせました。

「そろそろ遊べる頃だねー」と優しく声を掛けながら。

その時、「赤ちゃんと遊ぶ」ということの意味を痛感しました。

ただただ「生かす」ことに注力していた自分に気が付いたんです。

赤ちゃんとの遊び方はどんなことすればいいの?

おもちゃや絵本はなくても、新しい刺激…つまり新しい世界を見せてあげることが「赤ちゃんと遊ぶ」こと。

首が座れば、赤ちゃんから見える世界が変わるのは当然。

自分でできない動きをさせてもらえれば、それは新しい世界を知るきっかけになります。

”新しい物事を知ること”は楽しいこと。

大人も同じですよね。

初めて観る映画、初めて食べる料理、初めて訪れる場所、初めて聞く音楽…。

初めての”出会い”が楽しければ、「もっともっと」と探求心が刺激され意欲的になるもの。

それが学びとなって、知識となっていきます。

赤ちゃんにとって「遊ぶこと」は「学ぶこと」とイコールです。

たくさんの刺激に出会わせてあげる。

まだ言葉は話せなくても、表情が上手に作れなくても、ちゃんと”感じて”います。

おもちゃを使って上手に遊ぶのはもっと先です。

絵本を目で追ってストーリーを楽しむのはさらにもっと時間がかかります。

まずは、赤ちゃんに「新しい世界を見せてあげる」。

これが遊ぶことのスタートではないでしょうか。

赤ちゃんの遊び方!五感を使った遊びって?

「学ぶ」の語源は「真似ぶ」です。

人は真似をすることから、多くの情報を身につけていきます。

赤ちゃんの視力は、生後すぐは「明るい」「暗い」の違いが分かる程度です。

生後1か月で物の形が、生後2か月で色の違いが、生後4か月で動くものを追うことができるようになると言われています。

生後4か月頃から腰が座り、見える視界が変わってきます。

ママと睨めっこをしたり、自分の力で首を動かして左右を見たり、世界が広がり始めます。

ぜひその頃になったら、顔真似から始めてみてはいかがでしょうか。

その次は赤ちゃんの手の平をママの手のひらを合わせてあげたり、指でツンツンしてあげたり、体の使い方と刺激を与えて、赤ちゃんに見せてあげましょう。

膝に乗せて揺らしてあげたり、高い高いをして上下の感覚を伝えるのも大切です。

日に日に赤ちゃんは色んなものに興味深々になっていきます。

目で見て、手で握って、口に入れて確かめて、外の世界を知っていきます。

この時、声かけを忘れずに。

赤ちゃんの声を真似してあげるだけでも良いのです。

五感を使って刺激を受ける。これが一番の「遊び」となります。

まとめ

赤ちゃんの吸収力には驚くものがあります。

実際に子育てをしてみて感じること。

それは「体の発達よりも、脳の発達が早い」ということ。

赤ちゃんは大人が思っている以上に様々なことを理解しています。

喋れないだけで、言葉も理解しているし、考えていることもちゃんとあります。

今は便利な世の中です。

IT機器が発達し、そういった面での刺激は受けやすい環境にあります。

でも、赤ちゃんに一番必要な刺激はスキンシップ。

肌で感じ、体で知っていく。

体が動かせるようになることは、自由を手に入れること。

そのような視点で、赤ちゃんに接してみてはいかがでしょうか。

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