目次
- 1 「もう卒業した方がいいのかな」というためらい
- 2 読み聞かせに「始め時」はない
- 3 「何歳まで」という決まりはない
- 4 読み聞かせがもたらす効果
- 5 習慣にするための時間の作り方
- 6 子どもが選んだ本を尊重する
- 7 読み方に正解はない
- 8 きょうだいで年齢が違う場合の工夫
- 9 忙しい日でも続けるための工夫
- 10 学童期に入っても続ける意味
- 11 読み聞かせが親にとっても大切な時間に
- 12 図書館を活用して幅を広げる
- 13 外出先での読み聞かせも取り入れる
- 14 読み聞かせ以外の関わり方も大切に
- 15 絵本選びに迷った時のヒント
- 16 読み聞かせが苦手な人でも大丈夫
- 17 祖父母や周囲の人にも協力してもらう
- 18 絵本を通じて広がる会話
- 19 焦らず、その子のペースで
「もう卒業した方がいいのかな」というためらい
字が読めるようになってきた我が子に、まだ絵本を読んであげていいものか、迷ったことはありませんか。
周りの子はもう自分で読んでいるかも、と焦る気持ちが生まれることもあるかもしれません。
実は、読み聞かせをいつまで続けるかに、明確な決まりはありません。
今日は、絵本の読み聞かせを何歳まで続けるとよいか、そして習慣にするためのコツを整理します。
読み聞かせに「始め時」はない
読み聞かせは0歳からでも始められ、何歳から始めても効果があるとされています。
早く始めるほど自然に習慣化できるという点はありますが、始めるタイミングを気にしすぎる必要はありません。
「うちはもう遅いかも」と感じている人も、今日から始めれば、そこがその子にとっての始まりになります。

「何歳まで」という決まりはない
何歳までという制限はないため、子どもが「この本読んで」と求めてくれる限り続けてあげるのがよいとされています。
一般的には、絵本の読み聞かせは10歳くらいまでは続けることが推奨されており、5〜6歳までの幼児期と、7歳以上の学童期では、その効果の現れ方も異なるとされています。
字が読めるようになった後も、読み聞かせには聞く力や想像力を育てる意味があるため、無理にやめる必要はありません。
読み聞かせがもたらす効果
絵本の読み聞かせは、子どもの想像力や思考力、知識の幅を広げる有効な手段だとされています。
読み聞かせは赤ちゃんと親のコミュニケーションの場でもあり、親からやさしく語りかけることで、赤ちゃんは安らぎを覚えるとされています。
本を身近な存在として認識させることで、将来的な読書への抵抗感を少なくすることができるという指摘もあります。
習慣にするための時間の作り方
毎日決まった時間に読むことで、読み聞かせは自然な習慣になりやすくなります。
寝る前の数分間など、生活リズムの中に組み込んでおくと、忙しい日でも続けやすくなります。
「今日は疲れているから短めに」というように、無理のない範囲で続ける柔軟さも、長続きさせるコツの一つです。
子どもが選んだ本を尊重する
同じ絵本を何度も読みたがる時期は、多くの子どもに見られる自然な様子です。
親としては違う本も読ませたくなるかもしれませんが、子どもが選んだ本を尊重することも、読み聞かせを楽しい時間にするポイントです。
繰り返し読むことで、子どもは物語をより深く理解し、安心感を得られることもあります。
読み方に正解はない
抑揚をつけて読むべきか、淡々と読むべきか、迷う人もいるかもしれません。
特別な読み方の技術がなくても、親の声で読んでもらうこと自体が、子どもにとって大きな価値を持っています。
上手に読もうと気負いすぎず、リラックスした気持ちで絵本の時間を楽しむことを大切にしてください。
きょうだいで年齢が違う場合の工夫
きょうだいの年齢差がある家庭では、それぞれに合った絵本を選ぶのが難しいと感じることもあります。
上の子向けの絵本を下の子も一緒に聞く、逆に下の子向けの絵本を上の子が読んであげる、というように、きょうだいならではの楽しみ方もあります。
毎回完璧に個別対応をしようとせず、一緒に楽しめる時間として捉える視点も大切です。
忙しい日でも続けるための工夫
毎日長い時間を確保するのが難しい日もあるはずです。
そんな日は、1冊だけ、あるいは数ページだけでも読む、というように、続けることそのものを優先する方法もあります。
「今日は忙しいから読めなかった」と自分を責めすぎず、できる範囲で無理なく続けていくことが、長く習慣を保つコツです。
学童期に入っても続ける意味
字が読めるようになると、「もう自分で読めるでしょう」と読み聞かせをやめてしまう家庭も少なくありません。
しかし、7歳以上の学童期でも、読み聞かせには聞く力や語彙を育てる意味があるとされています。
子どもが求める限り、自分で読める年齢になっても、読み聞かせの時間を続けてみるのも良い選択です。
読み聞かせが親にとっても大切な時間に
読み聞かせは、子どものためだけでなく、親にとっても、日々の忙しさから離れて子どもと向き合う貴重な時間になります。
スマートフォンを置いて、絵本のページをめくるひとときに集中することで、親子ともに心が落ち着く時間になるかもしれません。
「今日はどんな本を読もうか」と、一緒に選ぶ時間そのものも、親子の楽しみの一つにしていってください。
図書館を活用して幅を広げる
自宅にある絵本だけでは、どうしてもレパートリーが限られてしまいます。
図書館を定期的に利用することで、家では選ばないようなジャンルの絵本にも出会いやすくなります。
子ども自身に本を選ばせる時間を作ることも、読書への興味を育てる良い機会になります。
外出先での読み聞かせも取り入れる
読み聞かせは、自宅だけでなく、電車での移動中や病院の待ち時間など、外出先のちょっとした時間にも取り入れられます。
小さな絵本を1冊バッグに入れておくだけで、待ち時間を親子の時間に変えられます。
場所を選ばず楽しめることも、絵本の読み聞かせが続けやすい理由の一つです。
読み聞かせ以外の関わり方も大切に
読み聞かせだけがすべてではなく、子どもが自分でページをめくって眺める時間や、絵を見て自由に想像する時間も、大切な読書体験の一部です。
「読んであげなければ」と気負いすぎず、絵本との関わり方は柔軟でよいと考えておくと、親の負担も軽くなります。
子どものペースに合わせて、いろいろな形で絵本を楽しんでいってください。
絵本選びに迷った時のヒント
書店や図書館で絵本を選ぶ時、種類が多すぎて迷ってしまうこともあるでしょう。
子どもの好きな動物や乗り物など、興味のあるテーマから選ぶと、集中して聞いてもらいやすくなります。
年齢別のおすすめ絵本リストを参考にしつつ、最終的には子どもの反応を見ながら少しずつレパートリーを広げていくとよいでしょう。
読み聞かせが苦手な人でも大丈夫
人前で読むのが苦手、感情を込めて読むのが恥ずかしいと感じる人もいるかもしれません。
そんな時は、淡々と読むだけでも十分に子どもには伝わります。
うまく読もうとするより、続けることの方が大切だと考えて、気負わずに取り組んでみてください。
祖父母や周囲の人にも協力してもらう
読み聞かせは、親だけが担う必要はありません。
祖父母や、時には保育園の先生など、周囲の大人が読み聞かせをしてくれる機会も、子どもにとって貴重な体験になります。
いろいろな人の声で読んでもらうことで、絵本の楽しみ方の幅も広がっていきます。
絵本を通じて広がる会話
読み終えた後に「どの場面が好きだった?」と聞いてみると、子どもならではの視点に驚かされることがあります。
正解を求める必要はなく、子どもの感想をそのまま受け止めることで、絵本を通じた対話の時間がより豊かになります。
こうした会話の積み重ねも、読み聞かせが育む大切な力の一つです。
焦らず、その子のペースで
絵本の読み聞かせに、決まった正解はありません。
何歳から始めても、何歳まで続けても、子どもとの大切な時間であることに変わりはないはずです。
今日紹介したポイントを参考に、無理のないペースで、絵本を通じた親子の時間を楽しんでいってください。













