妻が、祖母や祖父が亡くなったなどで喪中の場合、夫側も喪中だと考えていいのか?はいろんな意見があります。
その場合、喪中はがきを手配する人が多いとは思いますが、年賀状をやり取りするすべての人に行き届かせるのはけっこう難しいですよね。特に夫の会社関係。
うちは夫が無頓着な性格なので、そういうのは私が全部考えます(´-ω-`)
年が明け、
「年賀状がこないと思ってた人から年賀状が届いてしまった!」
とお困りの方も、少なからずいると思います。
そんな時、夫は喪中とせずに年賀状を送ったらいいのか?やっぱり喪中ということで寒中見舞いを返す方がいいのか? をまとめてみました。
妻の喪中に夫が年賀状をもらった時の考え方
妻が夫の家に嫁いでいる場合は、妻側の祖父母が亡くなっても夫は喪中にならないという考え方もあります。
その場合、夫個人での付き合いであれば、年賀状を出しても差し支えないといわれています。
しかし、ここで大事なのは、いちおう「故人との関係が何親等であるか」「同居か別居か」などでしきたりもあるにせよ、
本来「喪に服す」というのは、自分の感情なんですね。
「大切な人を失ったのに、祝いごとをする気にはなれないんです」というシンプルなこと。
だからといって、夫が喪にふくさないと妻側の身内が亡くなったというのになんて非常な!<(`^´)>というわけではありませんけど。
言いたいのは、形式を守らないととんでもないことになる!なんて頭かっちこちに考える必要はないということ。
それでやいやい言ってきたりする人がいるとすれば、エセ常識人ですね。
マナーというのは、人の「気持ち」のためにあるものだと思うのです。
喪中を寒中見舞いで知らせる(会社関係)
じゃあ一体どうすればいいの?となるわけですが、会社のお付き合いであれ何であれ、年賀状をくれた相手の方はあなたに新年のごあいさつをしてきてくれたわけですね。それはやっぱりとてもありがたいことです。
まずは難しいこと抜きにして、感謝して受け取りましょう^^
そして、ごあいさつしてくれたのですからこちらもお返ししましょう。
先ほど年賀状を出しても差し支えないとありましたが、今あなたがこの記事をご覧になっているということは、もう年はあけてるということですよね。
なので、用意していなかった年賀状をあわてて手配するよりは、ここは気持ちを落ち着けて寒中見舞いをお送りしたらいいと思います。
まず、遅くなり申し訳ありません 年賀状ありがとうございましたとしてから、喪中であることをお知らせするといいですね。
”おめでとうございます”を使わず、今年もよろしくお願いしますとごあいさつするのは何の問題もないですよ。
喪中を知らせる時の続柄は妻からみて?
夫が送る寒中見舞いで喪中を知らせるのが、たとえば妻の祖母や祖父の場合、続柄はどうすればいいか?
地域ごとの慣習などはありますが、これはこうでないといけないという決まりはありません。
夫から見ると、妻の祖母であれば「義祖母」となりますよね。
もちろんこれで間違いはないのですが、それで他人行儀でちょっとやだなという感じがするなら、「妻 ○○(妻の名前)の祖母」とすることもできますよ。
年賀状のやり取りが初めてであるような、まだ付き合いの新しい会社関係の人であれば「喪中のため」だけでも大丈夫です。
まとめ
喪中だったら年賀状はダメだよね?
出せないなら寒中見舞い出さなきゃいけないよね?
そうやって形式ばかりにとらわれて考えるよりも、
「自分が喪に服したいと思うかどうか」
「ごあいさつしてもらったら、こちらも心をこめてごあいさつを返す」
そういった気持ちを一番に大事にして、新年のやり取りを始めていただきたいなと思います。
寒中見舞いの文面と、寒中見舞いより前に会社で直接会う時のあいさつについてはこちらをどうぞ→喪中はがきを出してない人から年賀状が届いた時の寒中見舞い文例と年始の挨拶