小さな子供はいろんな病気にかかって免疫をつけながら成長していくわけですが、なかでも嘔吐をともなうような胃腸にくる病気はつらいですよね。
一度もかからずに済んだら…なんて私も思ってましたが、そうはいかないものです。
うちでも先日、下の子(9ヶ月)がウイルス性胃腸炎にかかってしまい、その後もれなく上の子(5歳)にも感染してしまいました(;´Д`)。
私の兄家族たちも「胃腸風邪がまわって一家全滅だった…」なんて話をよくしています。
それだけ感染力が強いということなので、こわいですよね。。
だからといって、完全に家に引きこもって外界との接触をたつというのも難しい話。特に兄弟がいるとどうしても小さな赤ちゃんでも連れ出したりしますしね。
もちろんうがいや手洗い、生活リズムで免疫力を保つなどできるだけの用心はする。それでもかかるときはかかってしまうもの。
そうであれば、ニュースの中や、小児科や幼稚園で胃腸炎が流行しているという情報を耳にした時点で、いつ子供の嘔吐がはじまってもいいように心の準備をしておくのもひとつの手です。
この記事では、子供の突然やってくる嘔吐への対策について、今からできることや知っておいた方がいいことをお話します!
小さなお子さんがいる方はぜひ参考にしてくださいね。
目次
嘔吐の対策 子供の「いきなり」に普段から心づもりを
子供の嘔吐の対策で、大人と違うところ。
それは、子供の嘔吐は「いきなり」のことが多いということです。
大人だったら、
「なんか胃の調子が変…ごはんは控えめにしておこう」
「うー気持ち悪い!トイレ!」
など、自分で段階ごとに判断ができますよね。
でも、小さな子供って嘔吐のタイミングが伝えられなくて、部屋でも布団でも突然げぼっとしてしまうことが多いです。親としては「えーーーーー!!」とびっくりしてしまいますよね(゚Д゚;)
子供の病気の発症に加えて、汚れたものの対処という点でもダメージが大きいです。
なので、「子供の嘔吐は突然くる」とうことを前提として、普段から心づもりしておきましょう。
・使い捨て手袋
・新聞紙
・ハイターなどの塩素系洗剤(ミルトンでも可)
・スプレー容器
・ボロ布
・捨ててもいいタオル
・マスク
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ウイルス性胃腸炎で嘔吐した時の基本的な処理の方法
ウイルス性胃腸炎のウイルスは、飛沫感染もします。なので嘔吐物が乾かないうちに処理することが大切。
1.看病する人(処理する人)は念のためマスク、使い捨て手袋をして作業します。
2.新聞紙やボロ布でそっと、もどしたものを集めてビニール袋へ入れます。残りはティッシュやボロ布でふき取ります。
3.塩素系の洗剤を水で薄めたものを入れたスプレーボトル(ハイターならペットボトルのキャップ1杯に500mlの水)を、嘔吐したところのまわりまでスプレーして、ボロ布でふき取ってビニール袋に入れます。
4.残ったスプレーで気になったところがあれば、他にも消毒しておく。(体調が悪くなったお子さんがそれまでに触ったトイレやドアノブなど)
↓赤ちゃんにも安心なものだと使いやすいですね
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子供の嘔吐にそなえて布団に対策をほどこしておく
嘔吐の汚れでいちばん心配なのは、寝具類ですよね。
汚れてもすぐに洗濯できるものではないですし、干したとしても冬だとすぐに乾きません。
なので、あらかじめ布団に対策を施しておくのが大切。実際に嘔吐してしまった時の負担がとても軽くなりますよ。
次の方法を試してみてください。
防水シーツや、レジャーシートをはさんでおく
おねしょ用の防水シーツやレジャーシートを、敷布団とシーツの間にはさんでおきます。
もうすでに吐き気がある、嘔吐が始まっているという場合なら、それらを布団の上に直接敷いて、その上にいらないバスタオルを広げてから、お子さんを寝かせてあげるといいですよ。
もどしてしまったら、汚れたタオルはそのまま袋に入れて捨ててください。
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洗面器を用意しておく
吐く前に間に合うようだったら、洗面器にレジ袋をかぶせた上にさらにティッシュや新聞紙を入れたものを、枕元に置いておきましょう。
ある程度ことばがわかる月齢のお子さんには、「気持ち悪くなったらここにしていいからね」とあらかじめ伝えてあげてください。
言葉がしゃべれるようになっていても、子供なりに汚してはいけないと思ってギリギリまで我慢したりするんですよね。(うちの5歳の娘もそうでした)
ここなら大丈夫なんだとわかると、少し安心できます。
はずしてしまった時のことも考えて、洗面器の下に大きめに新聞紙をひろげておくといいですね。
これも吐いてしまったら袋をしばってそのまま捨ててください。
枕カバーにも対策
嘔吐物のにおいはいったんつくとなかなかとれません。
沁み込まないよう、枕カバーの中にもいらないタオルをはさんでおきましょう。
かけ布団にも対策
掛布団は上の方にいらないバスタオルを安全ピンでとめておくか、いっそブランケットなど簡単に洗ったり、処分したりできるものをかけて寝かせるのもアリです。
それだけだと寒い場合は、エアコンで室温を調節しましょう。
普段寝るときにエアコンを使っていないと特に乾燥が気になると思いますので、濡れたタオルを干したり加湿器をつけるなどするといいですよ。
嘔吐したときの着替えのことも考えておく
パジャマが汚れてしまった時に着替えさせる服を、準備しておきましょう。
サイズアウトしたり、くたびれたりで処分しようと思っているパジャマや服も、使えそうなものがあるなら嘔吐した時のために1~2組だけでも残しておくというのもおすすめです。
断捨離ブームですが、こういった使い道もあるんだと私も勉強になりました。
枕元に嘔吐処理グッズを準備しておく
胃腸炎が流行っているシーズン中だけでも、寝ているところのすぐ手が届くところに、着替え、タオル、ビニール袋、レジ袋、消毒スプレーなどがまとめて置いておくとより安心です。
[quads id=1]胃腸炎で嘔吐したときの処理と洗濯の方法
嘔吐した時に大変なのは、汚れものの洗濯ですよね。
ロタやノロなどの胃腸炎のウイルスは、アルコール除菌は効果がないやっかいなものです。
なので、できるのであれば汚れた衣類や寝具はすべて捨てるのが一番です。
そうはいっても、家計的にもそんなポンポン捨てるわけにもいかなかったりもしますよね。
そんなときに有効な方法は、
・85℃以上の熱湯に1分以上ひたす
・塩素系漂白剤にひたす
です。
先ほどご説明した嘔吐物の処理方法と同じように、使い捨て手袋やマスクを着用して次の手順で行いましょう。
洋服や、その他枕カバーなど小さなもの
キッチンペーパーやティッシュなどで嘔吐物をとれるだけとった後、さらに水かぬるま湯で洗い流します。
バケツに入れて、色柄ものであれば熱湯消毒(給湯器を最高温度にしてシャワーを入れた後に、やかんなどで沸かした熱湯を足す)、色落ちの心配がないものは塩素系の漂白剤で付け置きした後に、洗濯機で洗います。
慎重にするなら、洗濯機でも他の家族とはわけて洗います。
下洗いに使った洗面台や、お風呂の洗い場も塩素系を希釈した消毒スプレーをしておきましょう。
汚れをとったティッシュやボロ布なども、ビニール袋でしっかり密閉して廃棄してくださいね。
布団・絨毯・ソファカバーなどに嘔吐した場合
上記と同じ方法でキッチンペーパーやティッシュなどで嘔吐物をとりのぞいたあと、ぬるま湯で湿らせたボロ布などでさらに汚れをとりのぞきます。
その後、アイロンのスチームで高温殺菌します。
うちには酸素系漂白剤しかなかったので、仕方なくセスキと石鹸で手洗い(素手)して洗濯機で洗濯しました(・・;)
これからはいざというときのために、塩素系も家に常備しておこうと思います。
バタバタして着替えさせたりするだけでいっぱいいっぱい!って時には、とりあえずバケツの中で水にひたしておくか(乾燥して飛沫しないように)、ビニール袋に入れて口を縛っておきましょう。
考えるのは後!でも全然かまいません。
まとめ
実際に、子供がいきなり嘔吐した!となると、冷静沈着にはいきませんよね。
私もかなりテンパりました(;´Д`)
濡れてる服を着替えさせなきゃ!子供たちを待たせてじっくり手洗いなんてできないし!あわわわ…って。(その時の様子→9ヶ月の赤ちゃんが嘔吐!水分補給に母乳はNG!我が家がとった対処法)
情報番組などで模範的な嘔吐物の処理例が出てますけど、あんな風にちゃんとできる人ってどれくらいいるんだろうって思います。
でも、私も経験したことでわかったことがいろいろありました。
あらかじめ用意しているのといないのと、知っているのと知らないのとではホント全然違います!
いざという時のためのせめてものお守りに、準備しておいて損はありませんよ。備えあればなんとやらですね。
参考になりましたら幸いです。
その他もいろんな段階で気になることなどをまとめてますので、よかったら読んでみてくださいね→赤ちゃん子供の嘔吐、胃腸炎に関する記事まとめ