母の日にもらったカーネーション、毎日嬉しい気持ちで眺めていたのに、なんだかどんどん元気がなくなってしおれてきた…!
たくさんついている蕾、ぜんぶ咲いたらどんなにきれいだろう~♪と楽しみにしていたのに、蕾が開かないまま。
このまま枯れていっちゃうのかな・・・
普通に水やりして、明るい窓辺に置いて、変なことはしてないつもりなのに。
しおれてしまったカーネーション、どうにかして復活させる術はないの??とお悩みのあなた。
あきらめるのはまだ早いです!!
鉢植えカーネーションの特性を知って、ひとつずつ枯れてしまった原因をつぶしながら、またきれいな花を咲かせてくれるようベストをつくしてみましょう☆
目次
カーネーションの鉢植えが咲かない…まずは今までのお手入れ方法をチェック
売り物のカーネーション、わざわざしおれたものは買わないですよね。
通販であっても元気のない花ばかり出荷していては、ショップにもすぐ悪い口コミがついてしまいます。
市場に出された時はちゃんと生き生きとした状態だったとして、
どこでカーネーションの元気がなくなっちゃったのでしょうか?
カーネーションがあなたのお家にきてからのことを思い返してみてください。
カーネーションの置き場所はどこに置いていたか?
ラッピングのセロファンなどはすぐはずしたか?
水やりはどのくらいの頻度であげていたか?
母の日のプレゼントで鉢植えのカーネーションをもらったら、とりあえずはきれいなラッピングのまま室内のテーブルなんかにおいて、「うふふ…(´ω`*)」なんて気分よく眺めながら、水もちょくちょくあげて…
というケースが多いと思います。
一見どこも問題なさそうですよね。
でもカーネーションは、実はとてもデリケートなお花なんです。
お日様が好きだけれど、暑すぎるのはダメ。
土がカラッカラに乾いてるのはダメだけど、高温多湿もダメ。
ややこしい子ですよね^^;
室内にずっと置いておくと、確実に光不足になっちゃいます。
カーネーションは光が好きな植物なので、しっかり日が当たるところに置いてあげるのが大切なんですよ(*^^*)
ただあくまでも暑くなく、風通しがいいという条件つき。
西日がガンガンあたってしまうようなところはNGです。(日当たりのいい窓辺って、冬でも温度だけ高くなったりしますよね)
日光が絶対必要といってもそれは主に生育期間中のことで、花が咲いた後は切り花と同じで、鉢植えのカーネーションも環境は涼しく保った方が長くもちます。
そして、水やりの頻度ですが、朝起きたら1番にお水をあげて…とかだとペースが決まっててやりやすいですし、量もちょうどよさそうですよね。
でも、それだとあげすぎになっている可能性が高いです。
カーネーションはさわってわかるくらい、しっかり乾いてから水をあげるのがポイント。
それを毎朝必ずカーネーションに水をあげる!と決めていると、土は常に湿った状態になってしまいます。これが根腐れの原因になってしまうんですね。
ラッピングでおおわれたままだとカーネーションの茎が蒸した感じになってしまうので、本当は写真に撮るなどして堪能したらすぐに取り外してあげる方がお花のためにはいいんです^^
カーネーションが蕾のまま枯れるのも日光不足?他には?
開かないカーネーションの蕾を指でさわってみてください。
クシャっとつぶれて中がスカスカな感じではありませんか?
そして中の色も茶色だったり白っぽかったり。
残念ながらそうなっている蕾は、花を咲かせることはありません。
このようになってしまう原因も、たいていは根腐れや日光不足にあることがほとんどです。
枯れかけている花や触ってスカスカの蕾は、養分が分散されてしまうのでマメに摘み取った方がいいんですよ。
育つ可能性のある蕾や、色落ちなく咲きそうな花にのみ栄養を集めるイメージですね。
それにカーネーションは、傷んだ茎や花から発生するエチレンガスにも影響を受けやすい花なので、花殻や蕾をつむお手入れはとても大事です。
カーネーション一度しおれてもまだ復活するチャンスはある!
では、あなたのカーネーションの根をチェックしてみてください。
鉢を逆さまにして手のひらで受けるように、そーっとカーネーションを取りだします。
根の色が白っぽく、鉢の中をまんべんなく広がってはっていれば根が原因ではありません。
もし根の色が黒や茶色っぽく全体に張り巡らされず土がすぐくずれてしまうようなら、土に水分が含まれ過ぎたため根腐れしてしまった可能性が高いです。
そのようになってしまった場合は、別の水はけの良い園芸用土(お店の人に聞くと教えてくれます)を使って、今より二まわりほど大きな鉢に植え替えましょう。
根はくずさないように注意して、パパっと手早く植え替えます。
根に問題がなかった場合は、光不足が考えられます。
どちらの場合でも、今カーネーションは弱った状態にあるので、もったいないですが全体を1/3くらい(茎の根元から5~7センチ)のところでバサっと切り戻ししてしまうのがおすすめ。
今期に回復する可能性は低いですが、来春にはまた花が楽しめるはずですよ♪
現時点できれいに咲いてる花が少しでもあるのなら、切り花として花瓶で楽しんでしまいましょう(*^^*)
お家へカーネーションがやってきてから肥料はあげましたか?もしまったくあげてない場合は肥料不足になっているかもしれません。
ホームセンターや園芸店などで売られている液肥を、説明書き通りの濃度に薄めてあげてみてください。
上の方でも書いたように、水やりは完全に土が乾いてからたっぷりとあげます。
その際、下のお皿にたまった水は捨てましょう。
そして、置き場所は西日にあてず、できたら何日かかけてちょっとずつちょっとずつ日光に慣らしていきながら、徐々に屋外に場所をうつしてください。
それからは戸外でお日様にしっかりとあてますが、初夏ともなると気温が高い日もあるので明るい日陰(半日陰)で、雨にあたらない軒下などに置いてあげます。
そして夏は午前中の涼しい時間のみ直射日光に当て、あとは日陰にうつしたほうがよいです。
夏の暑ささえ乗りきればまた咲いてくれるでしょう。
まとめ
カーネーションは育てるのが少し難しい植物ですが、母の日の思い出と一緒に大切に育てていきたいですよね。
どうかまたきれいな花を咲かせてくれますように^^
もう一度おさらい→カーネーション鉢植えの育て方 置き場所と水やりの頻度にコツあり!