「早くして!」「まだ着替えてないの?」「ほら、もう時間がないよ!」
朝の時間帯、気づけば同じ言葉を何度も繰り返して、子どもも自分もイライラしてしまうこと、ありませんか。
毎朝のバタバタは、親にとっても、子どもにとっても、1日のスタートを重たくしてしまいますよね。
今日は、小学生が自分で動けるようになる「仕組みづくり」のコツを、まとめてみます。

目次
- 1 まず、「やる気がない」のではないかもしれません
- 2 ポイントは、「見える化」
- 3 朝の支度ボードをつくってみる
- 4 一緒に作ると、子どもも納得しやすい
- 5 前日の夜に、準備を済ませておく
- 6 時間割合わせは、親が入れるのではなく「一緒に見る」
- 7 朝の「時間の目安」を決めておく
- 8 声かけは、前向きに
- 9 朝のバタバタを減らす、前日の工夫
- 10 洋服選びで時間をとられるなら
- 11 朝ごはんに時間がかかる子には
- 12 起きる時間を、見直してみる
- 13 できたことを、しっかり認める
- 14 うまくいかない日があっても大丈夫
- 15 親も、一緒に準備を整える
- 16 ごほうびやスタンプで、楽しく続ける
- 17 時間がかかる子には、「何に時間がかかっているか」を見てみる
- 18 ぐずる朝は、気持ちに寄り添って
- 19 家族みんなの、朝のルーティンを整える
- 20 完成したボードは、時々見直して
- 21 気持ちよくスタートできる朝を
まず、「やる気がない」のではないかもしれません
朝の支度が遅いのは、怠けているからとは限りません。
「何をどの順番でやるのか」が、子どもの頭の中で整理できていないことが、よくあります。
やることがはっきりすれば、子どもは自然と動けるようになります。
まずは、「やり方を教える」ところから始めてみましょう。
ポイントは、「見える化」
朝の支度を整える最大のコツは、「やること」を目に見える形にすることです。
何を、どの順番で、どこまでやったかを、子ども自身が確認できるようにしておきます。
そうすれば、親が「次は何?」と一つずつ聞かなくても、子どもが自分でチェックできるようになります。
朝の支度ボードをつくってみる
ホワイトボードや紙に、朝にやることを順番に書いて、子どもの目につく場所に貼っておきます。
- 起きる
- 顔を洗う
- 着替える
- 朝ごはんを食べる
- 歯みがきをする
- 持ち物を確認する
イラストや写真を入れると、低学年の子にも伝わりやすくなります。
終わったらマグネットを動かしたり、チェックを入れたりする仕組みにすると、達成感も味わえます。
一緒に作ると、子どもも納得しやすい
親が一方的に決めるのではなく、子どもと一緒に「朝にやること」を考えて、決めてみましょう。
自分で決めたことは、ルールとして受け入れやすくなります。
絵を描くのを子どもに任せたりして、楽しみながら作ってみてください。
前日の夜に、準備を済ませておく
小学校では、毎日違う時間割で、持ち物も日によって変わります。
そのため、朝の時間にバタバタしないよう、前日の夜に準備を終えておくことが大切です。
夕方か寝る前に、ランドセルを開けて、時間割、教科書、ノート、提出物、特別な持ち物の順番に、確認する習慣をつけましょう。
時間割合わせは、親が入れるのではなく「一緒に見る」
親が代わりにランドセルに入れてしまうと、子どもは自分で準備する力が育ちません。
子どもが自分で入れたあとに、一緒に確認する形にすると、自立につながります。
抜けがあった時は、「あれ、これはどうだったかな」と、気づきを促してあげましょう。
朝の「時間の目安」を決めておく
「7時までに着替える」「7時30分までにごはんを食べる」など、ざっくりとした目標時間を決めておくと、動きやすくなります。
時計が読める年齢になったら、アナログ時計を見ながら、一緒に確認してみてください。
タイマーを使って、時間を意識させる方法も効果的です。
声かけは、前向きに
「早くしなさい!」と言われると、子どもはやる気をなくしてしまうことがあります。
その代わりに、「次は何をするんだったかな?」「ボードを見てみようか」と、自分で考えるきっかけを与える声かけに変えてみましょう。
できた時には、「自分でできたね」と、しっかり認めてあげてください。
朝のバタバタを減らす、前日の工夫
- 翌日の洋服を、前の晩に用意しておく
- 朝ごはんのメニューを、前日に決めておく
- 持ち物を、一か所にまとめておく
- 夜は早めに寝かせて、朝起きやすくする
準備を少し前倒しするだけで、朝の余裕がぐっと変わります。
洋服選びで時間をとられるなら
朝に「どれを着ようかな」と悩むと、時間がかかってしまいます。
前日の夜に、子どもと一緒に洋服を選んで、出しておくのがおすすめです。
天気予報を見ながら、「明日は寒そうだから、これにしようか」と話し合うのも、楽しい時間になります。
朝ごはんに時間がかかる子には
食べるのに時間がかかる場合は、起きる時間を少し早めたり、食べやすいメニューにしたりする工夫もあります。
食べる前に、テレビやタブレットを見ないルールにするのも、効果的です。
無理に急かすより、時間に余裕を持てる環境づくりを心がけましょう。
起きる時間を、見直してみる
朝の準備に時間がかかるなら、起きる時間を15分早めてみるだけで、ずいぶんラクになることもあります。
そのためには、夜に早めに寝る習慣も大切です。
家族全体の生活リズムを見直すきっかけにしてみてください。
できたことを、しっかり認める
朝の支度が1つでもスムーズにできた日は、「今日は早かったね」「自分で準備できたね」と、必ず声に出して伝えましょう。
子どもは、認められることで、「また頑張ろう」という気持ちが育ちます。
小さな成長を、見逃さずに、喜んであげてください。
うまくいかない日があっても大丈夫
仕組みをつくっても、毎日完璧にいくわけではありません。
眠い日や、体調がすぐれない日は、思うように動けないこともあります。
そんな時は、「今日はそんな日もあるよね」と、気持ちを切り替えましょう。
長い目で見て、少しずつ慣れていければ十分です。
親も、一緒に準備を整える
子どもだけに頑張らせるのではなく、親も自分の準備を前の晩に済ませておくと、朝の余裕が生まれます。
親が焦っていると、子どもにも、その空気が伝わってしまいます。
親子で「朝の余裕づくり」に取り組んでみてください。
ごほうびやスタンプで、楽しく続ける
朝の支度を続けるコツは、楽しい仕掛けを入れてみることです。
できた日にシールを貼ったり、スタンプを押したりして、1週間続いたらちょっとしたごほうびを用意するなど、子どもがワクワクできる工夫をしてみましょう。
物でなくても、「好きな絵本を一緒に読む時間」のような、心に残るごほうびも、おすすめです。
時間がかかる子には、「何に時間がかかっているか」を見てみる
着替えに時間がかかるのか、食事なのか、持ち物の確認なのか。
子どもによって、つまずくポイントは違います。
数日、朝の様子を観察して、「ここで止まっているんだな」とわかると、的を絞った工夫ができます。
全部を一度に直そうとせず、一つずつ、解決していきましょう。
ぐずる朝は、気持ちに寄り添って
眠くて機嫌が悪い朝や、学校に行きたくない気持ちがある朝は、仕組みがあっても、うまく動けないことがあります。
そんな時は、「今日はなんだか大変そうだね」と、まず気持ちを受け止めてあげましょう。
気持ちが落ち着けば、自然と動き出せることもあります。
家族みんなの、朝のルーティンを整える
子どもだけでなく、家族全員の朝の動きを見直してみると、ボトルネックが見つかることがあります。
洗面所が混み合う時間をずらしたり、朝食の準備を前の晩に済ませたりと、家族でできる工夫はたくさんあります。
朝の段取りを、家族みんなで話し合ってみるのも、おすすめです。
完成したボードは、時々見直して
朝の支度ボードは、一度作って終わりではありません。
子どもの成長にあわせて、項目を増やしたり、減らしたりと、定期的に見直してみましょう。
できるようになったことは、思い切って外してあげると、自信にもつながります。
気持ちよくスタートできる朝を
朝の時間は、毎日のことだからこそ、少しの工夫で、親子の気持ちが変わります。
今日ご紹介したことの中から、一つだけ、試してみてください。
バタバタの朝が、少しずつ穏やかな時間に変わっていきますように。













