夜、ふと空を見上げると、いつもより大きく感じる満月。
「そろそろ十五夜だな」と気づいても、実はその由来や楽しみ方を、なんとなくのイメージでしか知らない方も多いのではないでしょうか。
今日は、十五夜・お月見の由来と、家族で楽しめる過ごし方をまとめてみます。

目次
- 1 十五夜とは、そもそもどんな日?
- 2 お月見の由来、中国から伝わった風習
- 3 月見団子、その形と数の意味
- 4 ススキを飾る、その理由
- 5 十五夜は必ずしも満月とは限らない
- 6 十三夜という、もうひとつのお月見
- 7 ススキの魔除け効果という言い伝え
- 8 子どもと一緒に楽しむお月見のアイデア
- 9 お供え物、団子以外の秋の実りも
- 10 天気が悪くて月が見えない時は
- 11 月見団子、手作りする時のポイント
- 12 ベランダや窓辺での簡単なお月見スタイル
- 13 お月見にちなんだ絵本を読み聞かせに
- 14 月の満ち欠け、自由研究のテーマにも
- 15 地域のお月見イベントをチェックしてみる
- 16 お月見にちなんだ、秋の食卓アレンジ
- 17 写真に残しておきたい、お月見の瞬間
- 18 お月見グッズ、100円ショップでも手軽にそろう
- 19 十五夜をきっかけに、季節の行事を振り返る
- 20 毎年少しずつ、我が家らしいお月見の形に
- 21 忙しさの中の、ほっとひと息つける時間に
- 22 来年、再来年も続く、家族の行事として
- 23 今年の夜長、月を見上げて過ごしてみませんか
十五夜とは、そもそもどんな日?
十五夜は、旧暦の8月15日にあたる日のことです。
この日に昇る月は「中秋の名月」とも呼ばれています。
旧暦に基づいているため、毎年日付が変わるのが特徴で、だいたい9月中旬から10月上旬あたりに巡ってくるとされています。
お月見の由来、中国から伝わった風習
十五夜の風習は、もともと中国から伝わったとされています。
唐の時代から盛んになったこの風習が、平安時代に日本の貴族社会に伝わりました。
当時の月見は、詩歌や管絃を楽しみながらお酒をたしなむという、貴族ならではの優雅な催しだったようです。
庶民に広まったのは、供物を供える風習が生まれた室町時代を経て、江戸時代になってからとされています。
月見団子、その形と数の意味
月見団子は、丸い形で満月に見立てて作られています。
お供えする際は、三方や皿に白い紙を敷き、15個(または5個、その年の満月の数など)を盛るのが習わしとされています。
子どもと一緒に丸める作業も、お月見ならではの楽しい時間になります。
ススキを飾る、その理由
お月見にススキを飾るのは、月の神様の依り代と考えられているためです。
本来は実りの象徴である稲穂をお供えしたいところですが、お月見の時期はまだ稲刈り前であるため、稲穂に似た姿のススキが代わりに用いられるようになったといわれています。
十五夜は必ずしも満月とは限らない
意外と知られていない豆知識として、十五夜の日と満月の日は、必ずしも一致しないという事実があります。
これは、旧暦で決められた「8月15日」と、天文学的に決まる満月の瞬間には、ずれが生じることがあるためです。
「今日は十五夜なのに、満月じゃない気がする」と感じたら、それは気のせいではないかもしれません。
十三夜という、もうひとつのお月見
十五夜のあと、10月頃にもお月見をする風習が残る地域があります。
旧暦の9月13日に行われることから、「十三夜」と呼ばれています。
十五夜だけでなく、十三夜も一緒にお月見をすることを「両方の月見をしてこそ美しい」とする考え方も伝えられています。
ススキの魔除け効果という言い伝え
ススキの鋭い切り口には、魔除けの効果があるとされ、お月見の後に軒先へ吊るす風習も一部地域に残っています。
飾って終わりではなく、その後の使い方まで意味が込められているのが興味深いところです。
子どもと一緒に楽しむお月見のアイデア
月見団子を手作りする、ススキを一緒に探しに行く、月の満ち欠けについて話してみるなど、子どもと一緒に楽しめる要素がたくさんあります。
「なんで丸いお団子を食べるの?」と聞かれたら、由来を簡単な言葉で伝えてあげると、行事への理解が深まります。
お供え物、団子以外の秋の実りも
月見団子だけでなく、里芋や栗、ぶどうなど、秋の実りをお供えする地域もあります。
里芋をお供えすることから、十五夜は「芋名月」とも呼ばれているそうです。
地域によって少しずつ違う風習を調べてみるのも、お月見の楽しみ方のひとつです。
天気が悪くて月が見えない時は
天候によっては、当日きれいな月が見えないこともあります。
そんな時は「無月」「雨月」と呼び、見えない月に思いを馳せることも、古くからの風流として楽しまれてきたそうです。
見えなくても、それはそれで風情があると考えると、少し気持ちが軽くなるかもしれません。
月見団子、手作りする時のポイント
月見団子は、上新粉や白玉粉を使って手作りすることができます。
子どもと一緒に丸める作業は、力加減も難しすぎず、小さな子でも参加しやすい工程です。
きなこやあんこを添えれば、行事食としてだけでなく、おやつとしても楽しめる一品になります。
ベランダや窓辺での簡単なお月見スタイル
本格的な縁側や庭がなくても、ベランダや窓辺に小さな机を置いて、月見団子とススキを飾るだけで、十分お月見の雰囲気を楽しめます。
マンション住まいのご家庭でも、無理なく取り入れられる行事のひとつです。
お月見にちなんだ絵本を読み聞かせに
十五夜やお月見をテーマにした絵本は、図書館や書店でも数多く見つかります。
行事の前に読み聞かせをしておくと、当日の体験がより印象深いものになります。
月の満ち欠け、自由研究のテーマにも
十五夜をきっかけに、月の満ち欠けについて親子で調べてみるのもおすすめです。
毎晩の月の形を観察して記録していくと、夏休みや冬休みの自由研究のテーマとしても活用できます。
地域のお月見イベントをチェックしてみる
神社や公園などで、お月見にちなんだイベントを開催している地域もあります。
お団子作り体験や、望遠鏡を使った天体観察会など、家庭では味わえない体験ができることもあるので、近隣のイベント情報をチェックしてみるのもおすすめです。
お月見にちなんだ、秋の食卓アレンジ
月見団子だけでなく、月見うどんや月見そばなど、卵を満月に見立てた料理も、お月見の季節に親しまれています。
夕食のメニューにひとつ取り入れるだけで、家族の会話にお月見の話題が自然と生まれます。
写真に残しておきたい、お月見の瞬間
月見団子を並べた食卓や、夜空を見上げる子どもの様子は、季節を感じる大切な記録になります。
毎年同じように写真を撮っておくと、数年後に見返した時、子どもの成長を実感できる思い出になります。
お月見グッズ、100円ショップでも手軽にそろう
月見団子を乗せる三方や、ススキを飾る花瓶など、専用のグッズがなくても、身近にあるお皿やコップで代用できます。
形式にこだわりすぎず、家にあるもので気軽に取り入れてみてください。
十五夜をきっかけに、季節の行事を振り返る
お月見は、一年の中でも比較的静かに過ごせる行事です。
慌ただしい毎日の中で、こうした季節の行事を大切にすることは、暮らしにゆとりを取り戻すきっかけにもなります。
毎年少しずつ、我が家らしいお月見の形に
初めての年は簡単な形からでも構いません。
毎年少しずつアイデアを増やしていくことで、我が家らしいお月見のスタイルが出来上がっていきます。
由来を知った上で迎える行事は、なんとなく過ごしていた時とは、きっと違った味わいを感じられるはずです。
忙しさの中の、ほっとひと息つける時間に
現代の暮らしは何かと忙しく、夜空をゆっくり眺める時間もなかなか取れないものです。
十五夜の日くらいは、意識してそうした時間を作ってみるのもいいかもしれません。
来年、再来年も続く、家族の行事として
一度楽しさを知ると、お月見は毎年楽しみな行事のひとつになっていきます。
今年をきっかけに、我が家の恒例行事として続けていってみてはいかがでしょうか。
今年の夜長、月を見上げて過ごしてみませんか
十五夜は、忙しい毎日の中で、ふと夜空を見上げるきっかけをくれる行事です。
今年は、由来を知った上で、家族みんなで月見団子を囲みながら、秋の夜長をゆっくり楽しんでみてくださいね。













