手作りクッキーを作ろうと思いたったけど、レシピには「無塩バター」との記載が。
家には塩味のついた普通のバターしかない。
わざわざ無塩バターを買いにいくのも面倒だし、お菓子以外に使い道がなさそう。。。
無塩バターと有塩バターで、そんなに違いが出るものなのかな?
そんな疑問をおもちのあなたに、この記事では
・有塩バターと無塩バターの違い
・有塩バターを無塩バターの代用にすると味はどうなるか?
・無塩バターが余ったときの使い道
についてお伝えします!
有塩バターと無塩バターで違いはある?
有塩バターと無塩バターの違いは、まずひとつめはその名でわかるとおり、塩のあるなしです。
厳密にいうと、無塩バターにもわずかに塩分が含まれているので、最近では食塩不使用バターと書かれている場合もあります。
風味の違いですが、有塩バターは熱を加えることでコクが増すことから料理用、無塩バターはバター自体のコクが悪目立ちせずクリアな仕上がりになります。
お菓子やパン作りの時に有塩バターを使えないことはないんです。
ですが、塩は小麦粉のグルテンの働きを活発にする作用があるため、入れるタイミングによって焼き上がりと食感に差が出てしまいます。
なので、パン作りには塩とバターを別々に入れられる、無塩バターの方が適していますね。
またお菓子作りでも、溶かしバターや焦がしバターなど加熱するものにはより塩っ気が強く出てしまうので、レシピとはかなり違った仕上がりになってしまいます。
それ以外のものは、好みによりそれぞれ代用しても問題ありません^^
有塩バターは無塩バターの代用になるのか?
実は、以前まで私はずっとお菓子作りに有塩バターを使っていました^^;
あまりバターを多く使うものを作ったことがなかったので、特になんとも思ってなかったんでしょうね。
でも、ある時バターを多く使うしっとりぎゅっと重いタイプ(←?)のチョコレートケーキを作った時に、しょっぱすぎてびっくりしたんです!
やっぱり多く使うものは、無塩バターで作るのとはかなりの違いが出てしまって当然ですよね^^;
それまで有塩バターで作ったお菓子をなんとも思わずおいしいおいしいと食べていたのは、そういう味が好きだったというのもあると思います。
(塩大福や塩ちんすこう、ロイズのポテトチップチョコレートなどなど…)
チョコチップクッキーとか塩が効いてるものも多いですしね。
なんというか、無塩バターじゃなく有塩バターを使うと、上品というより少しパンチの効いたものになるのは確実です。
塩気があることで、逆に甘さを感じやすくなります。(すいかに塩、ぜんざいに塩昆布のような?)
それが甘さをくどく感じることにもつながるので、繊細な味のお菓子での代用は避けた方が無難ですね。
塩は一度入れてしまったら引き算ができない調味料なので、他のもので味を消すことができません。
たとえしょっぱいと思わなくても、レシピとは別物ができあがることは確実です。例えば素材の味をいかしたパウンドケーキなどはより違いが出やすいと思います。
これさえ承知のうえだったら、あれこれ試してみるのもおもしろいかもしれません。
でも、ちゃんとレシピ通り無塩バターで作ると、味の上品さがやっぱり違います。
これはスイートポテトを作った時に、「バターが効いてるのにくどくない!おいしい~!」と感動しました。
そこで初めて無塩バターの威力を知りました。笑
なので、家庭で消費するものなら代用もいいですが、人にバッチリと味が決まったお菓子を食べてもらいたい!というときには、私は無塩バターを使います^^
大量に使うけど、有塩バターしかない場合
バターをたくさん使うレシピだけど、有塩バターを使いたいというとき。
これは確実にしょっぱくなってしまうので、レシピにあるバターの分量は半分にして、もう半分を別のオイルに置き換えるといいですよ。
おすすめは白色の純正ごま油、菜種油、オリーブオイル、米油。このあたりが味を邪魔しません。
バターの香りも楽しめますし、半量にした分軽い感じの仕上がりになります。
サラダ油は乳化剤が入っているものだと、ベチャっと油っぽい味の仕上がりになってしま
上でも書いたように、私はバターをたくさん作るお菓子をあえて作らず、オイルでよく代用していました。
そのため、うちでは料理とお菓子作りに両方使える、安心した製法の菜種油を常備しています。(これで私は天ぷらも胸やけしなくなりました^^)
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ボーソー 一番しぼり 菜種油(なたね油) 910g【13_k】【rank】 |
バターは最近品薄ですし、お値段もけっこう高いですから、ぜひ一度オイルでの代用を試してみてくださいね☆
無塩バターが余ったときの使い道
無塩バターを買うのはいいんだけど、余ったときの使い道に困るし…と心配している方。
大丈夫ですよ~。
お菓子作り以外でも、気軽に使えます☆
ポタージュやホワイトソース、カレーやシチューなどの具を炒める
■甘いのが好きな人
トーストにジャムと一緒に塗ったり、ホットケーキにシロップと一緒に塗ったり。塩味がなくても風味だけで充分おいしいです
やっぱり使い切るのに時間がかかりそうという場合は、冷凍保存がおすすめです。
酸化しないよう使いやすい分量に小分けして、ぴったりラップで包んだあとさらにジップロックなどに入れて保存しましょう。
開封前の状態なら約1年ほど、開封後だと1~2ヶ月程度大丈夫です。
でも風味は劣化してくるので、なるべく忘れないうちに使いきった方がいいですね^^
解凍は、使う前日に冷蔵庫にうつすか、常温で自然解凍します。
一度解凍したものを再冷凍するのは、バターが劣化してしまうのでやめましょう。
■少ない材料でできる無塩バターのレシピ 人気でしかも簡単!
;バター30★簡単クッキー by バカゾク
まとめ
無塩バターは有塩バターで代用できるかについてお伝えしてきましたが、母に聞いてみると、母の子供時代にはそもそも有塩バターしかなかったらしいです。
今でこそお菓子には無塩バターが当たり前!なんてことになっていますが、普通のバターもひとつのジャンルとして?いいのかもしれないですね。
先ほども書いたように個人的には、有塩バターで作ったお菓子をそこまでだめとは思わないです(*^^*)
私たちはお菓子のプロではないので、そういった素朴な出来上がりも全然ありなんじゃないかなぁと。
人に食べてもらう、身内で食べる、その時々の好みで選んでいい
というのがこの記事の結論です!
参考になりましたら幸いです。
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